中学入試は可能性の鏡 映るのは未来
中学受験は,小4くらいから塾に通わなくてはならない
学校に「学力で選別」されるもの……と思っていませんか?
確かに倍率が高く難しい入試問題を出題する中学校もあります。
でも,
中学受験の目的は
「生徒と学校との相性を見る」ことにあります。
そのために学校が行うのは,
その子どもの個性と可能性を見出す中学入試です。
今,中学入試は,学科試験中心だった数年前とは大きく様変わりし,多様な入試が実施されています。
- 小学校時代に「習い事やスポーツで頑張ってきた」「本を読むのが大好き」「プログラミングに興味がある」など,好きなことで受験できる入試
- 「課題について図書館やインターネット使って調べて発表」「プレゼンテーションする」など,表現力をみる入試
- 「体を使って表現する」「なぞ解きを通して,チームワーク力をみる」など,“非認知能力”をみる入試 etc.
それらの入試では,学科試験では見えてこない学びへのポテンシャルを見出そうとしているのです。
だから,中学入試が映し出すのは,可能性が花開く,その子の未来なのです。
入試で個性を見出し 学校生活で個性をのばし その生徒に合った進路を実現
たとえば,これは八王子実践中学校の入試の様子です。
八王子実践中学校の入試には,学科試験(2科4科)がありません。
- 適性検査型入試
- 自己表現入試
- 英語入試
- プログラミング入試
上の4つの入試から,受験生の特性に応じて選ぶことができます。習い事や興味をもって調べたことなど,小学校時代に頑張ったことが発揮できる入試です。
これらユニークな入試で入学してきた生徒たちは,スポーツ,伝統芸能,音楽,英語など豊かな才能や知識を備えたあふれる個性の持ち主。20名程の少人数クラスで個性を認め合い,刺激を受けながら,多方面に可能性を広げています。
「何のために学ぶのか,自分は何がしたいのか,何ができるか」といったことを,教えるのではなく,自分で考え,自ら進んで物事に取り組める人材へ。学ぶ意欲の源は「好き」という気持ちと考え,心掛けているのは楽しい学校づくり。ユニークな体験学習を多く行い,探究型校外学習にも特色があります。
多様化する社会に求められる力
このように,中学入試が多様化している背景には,急速に変化する時代背景があります。
読み解くカギは次の3点。
- グローバル化
- デジタル化
- 多様化=属性(男女,国・地域,人種,身体的特徴……)にとらわれず,相互の存在を認めあいながら,共有する価値観を構築していく社会
これからは,ますます多様化が進み,個々が持つ可能性を十分に発揮できる社会がめざされていくでしょう。
その社会で大切なのは
- 自分の個性をよく理解すること
- 他者の個性を理解し,認めること
- 相互の力を活かしあえるように,コミュニケーションがとれること
- 自分の役目を,やり遂げること
一人ひとりの個性は,「偏差値という物差し」だけでは測れません。だから,時代の変化に柔軟な学校では,個性を見出す多様な入試と,その入試で入学した生徒の個性をのばす教育実践を進めているのです。
子どもの個性をのばしてくれる学校を見つけましょう
学校にも,とくに私立の学校は,それぞれ個性があります。 Aさんにとって「よい学校」が,わが子にとっても「よい学校」とは限りません。よさを引き出し,子どもの未来を拓く,相性のよい学校と出あうことがとても大切です。
そのような学校と出あうために,中学受験を考えたら,まずは,どんな学校があるのか総合的に把握しておくことをおすすめします。
晶文社が発行している『首都圏 中学受験案内』は,首都圏の私立・国立中学、公立中高一貫校370校を収載。デジタル化,グローバル化など時代の流れを受け変化している中学受験において,様々な視点から「わが子がのびる」学校選びができる誌面となっています。
1冊にまとまる安心感。知っていた学校も 知らなかった学校も いろいろ発見!
中高6年間を過ごす学校です。広い視点で,より多くの学校の中から「これ」と思う学校を見つけてください。入学してから「あ,こんな学校もあったんだ!」と後悔しないために,首都圏の中学校約370校を掲載している晶文社『首都圏 中学受験案内』で,どんな学校があるかを知っておくとよいですね。首都圏の中学校全体を見渡せるのは,書籍1冊にまとまるからこそ。インターネットだけでは,知らない学校を見つけるのは難しいものです。
晶文社『首都圏 中学受験案内』は,黄色い表紙がトレードマーク。受験生と学校の出あいをつくる「幸せの”黄色い受験案内”」は,首都圏各書店とインタネットショップよりご購入いただけます。