中学受験用語解説 | 晶文社 中学受験案内

中学受験用語解説

あ行

アクティブ・ラーニング
教員による一方向的な講義形式ではなく、生徒が能動的に参加する学習法のこと。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習、グループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワークなど、多種多様です。認知的・倫理的・社会的能力、教養、知識、経験など、幅広い力が養われます。

アントレプレナーシップ
アントレプレナーとは起業家のことで、起業家精神をアントレプレナーシップといいます。教育現場においては、ビジネスを起こすスキルを学ぶことではなく、企業とのコラボレーションや行事を通して、生き方や働き方、社会貢献までを考えるプログラムが行われています。

イノベーション
革新的に新しい技術や考え方などを生み出し、社会的な意義をもった価値を創造することがイノベーションを起こすことと考えられています。

イマージョン教育
英語以外の様々な教科を、英語を手段にして学んでいき、英語を習得する学習方法です。音楽や体育、調理実習など実技科目でも行われます。

インクルーシブ教育
インクルーシブとは「〜を含む」「一切を込めた」という意味ですが、障害のあるなしにかかわらずともに学ぶことをインクルーシブ教育といいます。社会におけるインクルージョンとは、性別、国籍,年齢、文化、価値観などのダイバーシティ(多様性)を個々に認め、一人ひとりが能力を発揮できる状態を意味します。共生社会の実現に向けて、教育現場、社会全般の環境整備と意識改革が求められています。

英語4技能
英語の「聞く(リスニング)」「読む(リーディング)」「話す(スピーキング)」「書く(ライティング)」という4つの技能のことです。

エンパワーメントプログラム
エンパワーメントとは本来「権能を与えること」「自信をつけさせてやること」という意味です。海外の大学生や留学生たちと、校内で実施される短期集中の講座で、英語で議論したり協働したりするプログラムを「エンパワーメントプログラム」ということがあります。

オールイングリッシュ
授業においては、話す言葉をすべて英語とすることを基本とした教育活動のことです。生徒が英語に触れる機会を充実させるとともに、授業を実際のコミュニケーションの場面とすることを目的としています。生徒の理解度に応じた英語を用いることが原則です。

オンライン英会話
パソコンのテレビ電話などを使い、外国人講師にマンツーマンで英会話指導を受ける講座です。海外の教育機関と提携するケースが多く見られます。

オンライン授業
インターネットを介して授業を行うこと。大きく分けると、リアルタイムで授業動画を配信する「同時双方向型(同期型)」と、あらかじめ準備された動画や資料を使って授業を行う「オンデマンド型(非同期型)」の2種類があります。

か行

海外協定大学推薦制度
→ UPAA

海外大学進学協定校推薦入試制度
→  UPAS

キャリアデザイン
キャリアデザインとは、自らのキャリアをどのように積み上げていくかを考えることです。学校現場では、働く意味、職業選択や希望する職業を実現させる生き方、進路,ライフイベントを考えるキャリア教育が、様々な形で行われています。ロールモデルやメンターとの出会いを積極的にコーディネートする流れもあります。

教科センター方式
→ ホームベース方式

キリスト教系(カトリック校・プロテスタント校)
→ ミッションスクール

クリエイティブシンキング
過去や枠組みにとらわれないアイデアを生み出す、柔軟で自由な発想のことをいいます。「拡散思考」「水平思考」と呼ばれることもあります。新しいものを生み出す方向にベクトルが向いています。

クリティカルシンキング
critical=「批判的な」「批評の」と訳されますが、クリティカルシンキングは、物事を論理的、複眼的に分析して、その本質を捉え、最適解を導く思考法です。前提を疑うことから始め、課題発見から解決までのプロセスにおいて、多角的な視点が獲得できます。

ケンブリッジ英語検定
イギリスのケンブリッジ大学が開発、実施している国際レベルの英語検定試験です。イギリスはじめ世界150カ国以上で実施されており、基礎から最上級レベルまで5段階で、英語の「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を測定し、合否を判定します。CEFRのレベルに応じた6種類の試験カテゴリーがあります。

高大連携
高校と大学の双方が連携して行う教育活動のことです。高校生が大学に行って授業を受けたり、大学の先生が高校に出向いて授業を行ったりといった、高校生が大学レベルの教育に触れる取り組みが多くあります。高校在学中に受講した大学の講義の単位が、高校の単位や進学後に大学の単位として認定される場合も。その他、図書館などの大学施設利用や、大学生との共同研究、さらには大学院生が自らの研究をもとに行う授業の受講など、内容は多岐にわたります。

国際バカロレア
→ IB

さ行

習熟度別授業
理解の度合い(学力レベル)により、生徒を複数のグループに分けて、それぞれに合った授業を行います。数学、英語での実施が目立ちます。少人数授業は人数が少ないだけで、グループ分けにおいて学力レベルの考慮はありません。

シラバス
各科目の年間授業計画書です。時期ごとに学ぶ単元や内容、使用教材、評価方法などがまとめられ、これを見ることで生徒は授業に取り組みやすくなります。

進学指導・進路指導
進学指導は主に学校・(大学であれば)学部学科の選択や受験対策の指導と捉え、進路指導は、将来の生き方や職業などを考えるキャリア教育の視点が大きな割合を占めると考えるとわかりやすいでしょう。

スキット
寸劇(短い劇)のことです。英語の授業では、生徒が英語で寸劇の台本を作り、実演します。

スクールカウンセラー
スクールカウンセラーは「心の専門家」として、生徒、教職員、保護者が抱える問題に対応します。いじめや友人関係、親子関係、学習の悩み、身体のことなど、生徒が心身ともに健やかに過ごせるよう様々な相談に応じています。新型コロナウイルス感染症の感染拡大による休校や学校生活の変化がもたらした心の不調に、スクールカウンセラーが早めに対応した学校の様子も伝えられ、重要性が再確認されました。

スタディサプリ
リクルート社が運営している学習支援サービスです。主に授業動画を配信しています。

ゼミ(ゼミナール)
主に大学で行われる授業形式の1つ。指導教授の下、特定のテーマについて発表や討論を比較的少人数で進めます。中学・高校でも取り入れるところがあります。

総合的な探究の時間
高校の「総合的な学習の時間」が「総合的な探究の時間」に変更されました。新学習指導要領の2022年度実施に向け、2019年度から移行措置がとられました。自己の在り方・生き方を考えながら、生徒が主体的に課題を設定する、集めた情報を整理・分析する、まとめ・発表を行うことが一層重視されています。

た行

ダブルディプロマプログラム(Double Diploma Program)
日本と、海外の提携先の高等学校の卒業資格(ディプロマ)が得られる教育プログラム。デュアル・ディプロマ・プログラムという学校もあります。国内(同じ学校内)に提携校の海外校を設置して行うタイプ、提携校に留学する留学型、オンラインで提携校の授業を受講するタイプに分けられます。

中高一貫教育校
中学・高校6年間を一貫した教育を受けられる学校です。大きく分けて、高校募集を行わない完全中高一貫教育校、高校募集のある高等学校を併設している併設型中高一貫教育校があります。中学・高校の学習指導要領の内容を整理・変更する教育課程の特例が認められています。なお、中学・高校で設置者が異なる(例:横浜国立大学教育学部附属横浜中学校・神奈川県立江陵高等学校)連携型中高一貫教育校では、その性質上、教育課程の変更はあまりありません。

中等教育学校
前期中等教育(中学校課程に相当)と後期中等教育(高等学校課程に相当)を一貫して行う学校です。後期課程への編入(高校入試規模相当)はありません。中学・高校の学習指導要領の内容を整理・変更する教育課程の特例が認められています。完全中高一貫校との違いは、制度上の違いのみと考えてよいでしょう。

調査書
出願書類の一つで、報告書ということもあります。書式はさまざまですが、記載内容は主に評定、欠席日数など。提出が必要な学校は減少傾向にあり、在学する小学校が作成した調査書以外の通知表の写しやWEB出願時の自己申告を採用する学校の方が多数です。中学校受験の場合、合否判定の際に総合的に判定する資料とされており、合否を左右するケースは多くはないと思われます。

ティームティーチング
複数の先生がチームを組み、授業でよりきめ細かく指導します。英語では、日本人の先生と外国人講師によるティームティーチングを行う学校もあります。

デザイン思考
ある事柄の課題、問題を発見して、それらを解決するためにアイデアを考え、形にして解決策を作り上げる思考方法です。試行錯誤を繰り返すなかで、誰のために、何のために、という本質をついた解決策を見出す力を養います。

な行

ノブレス・オブリージュ
フランス語で、直訳すれば「高貴なものの義務」で、欧米社会における基本的な道徳感を示す言葉です。身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという考え方が、社会のために活躍する高潔な人生を生きる人を育てるという私立学校の使命に通じるとして教育理念に掲げる学校もあります。

は行

非認知能力
意欲、自信、忍耐、自制、自立、協調、創造、共感などの能力を非認知能力といいます。これに対し認知能力は、偏差値やIQのような数字で表すことができる力を指します。

フィールドワーク
中高の現場においては、理科や社会科、探究活動などのなかで、調べようとする対象がある現場に直接出向いて、観察、調査、取材などを行う学習活動を指しています。事前学習から、現地調査、その成果のまとめ、発表まで一連の流れで行うようプログラムされていることが多いでしょう。

プログラミング
プログラミング言語を用いて、コンピュータにさせたい仕事の指示を出す作業のことです。学習指導要領の改訂により、2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化。中学・高校でもプログラミング教育の充足が図られています。なお、ICT教育=プログラミング教育と考えるのは早計です。

プロジェクト活動
課題解決のためのチームによる活動で、学校においては、生徒の自主的な活動から発生するものや、探究活動のなかで進められるものなどがあります。チーム内で起こる出来事への対応、目標達成などが得難い経験となり、個人の成長につながります。

報告書
→ 調査書

ホームベース方式
クラス単位で、教科ごとに教室を移動する方式で、教科センター方式ともいいます。教科ごとの特徴を備えたエリアにある教室に生徒自身が移動して授業を受けるので、積極的、自主的な学習態度が培われます。ホームルームにあたる教室(スペース)をホームベースと呼んでいます。

ま行

ミッションスクール
キリスト教に基づいた教育を行う学校のことです。また、キリスト教団がキリスト教を広める目的で設立した学校を指します。

メタ認知
自分自身の行動や思考を、客観的に見る(認知する)ことです。メタ認知能力が高まることで、目標の設定や問題点の改善、点検が自分でできる力も育ちます。

メンター・ロールモデル
ロールモデルとは、行動や考え方のお手本となる人を指します。メンターは手本となるだけでなく、指導や助言、精神的な支えにもなる存在で、時には背中を押してくれる応援者でもあります。

模擬国連
参加者が世界各国の大使になりきり、国連の会議をロールプレイする活動。会議準備として担当国や議題について調査・研究し、政策を立てます。会議では自国の政策をもとに演説や交渉を行い、決議案を作成。最終的には、それぞれの国益を考慮しながら国際社会にとって有益かつ問題解決に貢献する案を決議として採択します。

や行

ユネスコスクール
ユネスコ(国連教育科学文化機関)の理念を教育現場で実践するネットワークに加盟した学校です。世界中の加盟校と交流しながら、地球規模の問題、人権・民主主義、異文化理解、環境問題などの学習、活動を行います。2019年11月現在、日本国内では幼稚園、小学・中学・高等学校、大学など1,120校が加盟。日本国内での加盟が認められ、ユネスコ本部へ申請中の学校をキャンディデート校といいます。

ら行

ラウンドスクエア
国際的な私立学校連盟で、世界50カ国180校以上におよぶ学校が加盟しています。ラウンドスクエアの基本理念は、Internationalism(国際理解)、Democracy (民主主義の精神 )、Environment(環境問題に対する意識)、 Adventure(冒険心)、Leadership (リーダーシップ)、Service(奉仕の精神)。現在、啓明学園、工学院大学附属、玉川学園、八雲学園が加盟しています。

理数科
①数学と理科にわたる探究的科目のことです。数学的な見方・考え方や理科的な見方・考え方を組み合わせて探究する過程を通して、課題を解決する力などの育成をめざします。
②高校の学科ひとつ。普通科で学習する教科・科目に加えて、数学と理科をより深く学ぶためのカリキュラムが組まれている学科のことです。数学的・科学的な能力の育成をめざします。

リベラルアーツ
最近は文系・理系や特定分野の枠組みを越え、広範囲の知識・教養を身につけるという意味合いでリベラルアーツを掲げる大学が増えています。中学・高校でもこうした捉え方でリベラルアーツの教育を進めるところが見られます。

ルーブリック
学習到達状況(何をどこまでできるか)を文章で示した評価基準で、到達度の高低によって複数設けられ、表の形式にされます。これにより、通常のテストでは評価が難しい「思考・判断」や「関心・意欲・態度」、「技能・表現」等の分野を多角的な観点から評価することができます。評価する先生と生徒の側でこの評価を共有するのも特徴です。

レシテーション
レシテーション(暗唱)とは、指定された長い英文を暗記して、正しい発音で、人前で話すことをいいます。

ロジカルシンキング
これまでに起こった事柄を整理し、一つの正解を論理的に導こうとする考え方をいいます。「収束思考」「垂直思考」と呼ばれることもあります。

ALT[エーエルティー]・JET[ジェット]
ALT(Assistant Language Teacher)は外国語指導助手のことで、ネイティヴスピーカーの外国人が外国語の授業で日本人の先生を補佐します。国が関わる国際交流事業「JETプログラム」で来日した外国人青年をALTに採用する場合が多くあります。

BYOD[ビーワイオーディー]
BYOD(Bring Your Own Device)とは、生徒が各自所有しているスマートフォン、タブレット端末などを学習活動などに活用することです。課題研究や調べ学習、発表などのほか、コロナ禍においてリモート学習で取り入れるケースもみられました。

CEFR[セファール]
CEFR(ヨーロッパ共通参照枠)は、言語能力を段階別に評価する国際指標です。初心者のA1からA2、B1、B2、C1、そしてネイティヴに近いレベルのC2までの6段階に分かれています。言語は英語に限りませんが、受験では英語の検定試験を用いて言語能力を測ることが多くあります。

CLIL[クリル]
言語学習法の一つ。Content and Language Integrated Learningの略で、内容言語統合型学習と訳されます。英語で様々な教科を学び、学習内容(content)の理解を重視します。英語の習得をめざすイマージョンに対し、CLILは「英語を通して世界を知る」ことを重視しています。

COLIBRI[コリブリ]
日本語教育を行うフランスの高等学校とフランス語教育を行う日本の高等学校のネットワーク。長期・短期の交換留学や交流を行なっています。大妻中野、白百合学園、聖ドミニコ学園、暁星、早稲田大学高等学院、カリタス女子などが、ネットワークに参加し交流しています。

DD/DDP
→ ダブルディプロマプログラム

EdTech [エドテック]
教育(Education)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語。教育や教育市場にテクノロジーで革新を起こす、教育サービスや教育手法などを指しています。株式会社すららの「すらら」や株式会社リクルートの「スタディサプリ」、スタディプラス株式会社の「スタディプラス」などが知られていますが、大手、ベンチャー、スタートアップなど多くの企業が参入しています。

ESD[イーエスディー]
Education for Sustainable Developmentの略で、「持続可能な開発のための教育」のこと。文部科学省HPでは、「現代社会の課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組む[think globally, act locally]ことにより,それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、そしてそれによって持続可能な社会を創造していくことをめざす学習や活動」と説明しています。

ESL[イーエスエル]
English as a Second Language。言葉通り、英語以外を母語とする人たちのための英語。英語を母語とする国の大学において、留学生を対象として英語力を強化するための履修科目として設置されているケースが見られます。

Forms[フォームス]
Microsoft社の教育支援ツールのことで、アンケートやテストの作成・集計などが主な機能です。

GTEC[ジーテック]
英語資格検定試験の一つ。「読む」「聞く」「話す」「書く」英語4技能を測定し、スコアで判定する検定で、株式会社ベネッセが実施しています。大学入試でも活用できます。

Google クラスルーム[グーグルクラスルーム]
Google社が運営する、クラス単位で生徒や学習内容を運営・管理するための教育支援ツールです。教材・課題の一括配布や進行チェック・採点などを行うことができます。

Google フォーム[グーグルフォーム]
Google社が運営するアンケートツールです。アンケートの作成・分析が主な機能です。

IB[アイビー]
IB(International Baccalaureate)は、国際バカロレア機構が提供する教育プログラムで、同機構の認定校だけで実施できます。このうち、ディプロマ・プログラム(16~19歳対象)のカリキュラムを2年間履修して最終試験を経ると、国際的な大学入学資格「国際バカロレア資格」が取得可能です。2021年12月31日現在、日本国内の認定校は97校で、うちディプロマ・プログラム実施校は58校。

ICT教育[アイシーティーきょういく]
教育現場で活用される情報通信技術そのものや取り組みの総称です。ICT(Information and Communication Technology)は、情報通信技術を意味します。パソコンやタブレット、電子黒板の活用、デジタル教科書の拡大などにとどまらず、コロナ禍のもとで必要に迫られたオンライン授業は一気に広がりました。学習の場や授業形態の変化による授業の質向上、ひいては社会全体のDX推進へとつながることが期待されています。

IELTS[アイエルツ]
日本英語検定協会が実施運営している英語能力測定試験で、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を0.0から9.0のスコアで判定します。「アカデミック・モジュール」と「ジェネラル・トレーニング・モジュール」の2種類が行われます。イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの大学や大学院などの高等教育機関での学業を志す場合、2種類のうちアカデミック・モジュールの結果が、入学許可の判断の基準として用いられています。

PBL(Problem Based Learning)[ピービーエル]
PBLの一つ、Problem Based Learningは問題解決型学習のことをいいます。生徒が少人数のグループで、与えられたテーマに問題を発見し解決する力を養う教育法です。学習者が中心となり能動的に学ぶ過程において、洞察、観察、対話、交渉、反省、学習の再構築が見られます。PBL型授業における教師の役割は、ファシリテーター(集団活動が円滑に進むように支援する人)です。

PBL(Project Based Learning)[ピービーエル]
PBLの一つ、Project Based Learningとは課題解決型学習のことをいいます。生徒自らが課題を発見し、解決する能力を養う教育方法で、答えに達するまでの過程が大切であることを学びます。プロジェクト型学習ということもあります。

SDGs[エスディージーズ]
「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」(SDGs)が2015年 に国連で決定。17のゴールとその下に169のターゲット目標を示し、2030年を年限とした世界の共通目標とされています。これに沿って、貧困の拡大、気候変動、資源の枯渇など地球規模の様々な問題を、日本の学校教育でも生徒が自らの主体的な問題として捉えるようにアプローチすることが求められています。

SSH[エスエスエイチ]
文部科学省が先進的な理数教育を行う高校としてスーパーサイエンスハイスクール(SSH)を指定しています。指定校では、独自のカリキュラムによる授業や、大学・研究機関との連携、地域の特色を生かした課題研究など様々な取り組みを進めています。各校の指定期間は原則5年間ですが、再指定などの場合もあります。2021年度に指定されている高校は、過年度指定校と新規指定校を合わせて218校。

STEM教育[ステムきょういく]・STEAM教育[スティームきょういく]
科学(Science)・技術(Technology)・工学(Engineering)・数学(Mathematics)の頭文字を取った理数系教育の総称がSTEM教育です。芸術(Art)も含めたものがSTEAM教育。各分野の知識・技能を生かしながら、これからの(AI 人工知能)社会の中で問題解決の力を育みます。

Stream[ストリーム]
Microsoft社の教育支援ツールのことで、主な機能は動画の視聴・共有です。

Teams[チームス]
Microsoft社の教育支援ツールです。主な機能としてチャット・ビデオ通話・課題管理・ファイル共有があります。

TEAP[ティープ]
主に高校生を対象にした、日本英語検定協会が実施運営している英語能力測定試験の一つで、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を測定します。大学教育の場面を想定したアカデミックな英語に特化していることが特徴です。

TGG[ティージージー]
TGG(TOKYO GLOBAL GATEWAY)は、東京都のお台場地区にある体験型英語学習施設です。空港やホテル、お店などのコーナーで英語のやり取りをしたり、学習ルームで各種のグループワークなどを英語で行ったりするプログラムが用意されています。多摩地域にも小中学生を対象とした同様の施設整備が計画中です。

TOEFL[トーフル]
アメリカの教育測定機関,Educational Testing Service(ETS)が開発した英語能力測定試験で、「Test of English as a Foreign Language」のこと。英語を母語としない人を対象に、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を測定するペーパー版から始まりました。スコアで判定されます。現在は、コンピュータ版TOEFL CBT、インターネット版のTOEFL iBTがあります。

TOEIC[トーイック]
アメリカの教育測定機関,Educational Testing Service(ETS)が開発した英語検定試験で、英語の「聞く」「読む」の2技能を測るTOEIC Listening & Reading Testと、「話す」「書く」の2技能を測るTOEIC Speaking & Writing Testsとがあり、スコアを判定します。大学入試や留学でも活用されますが、ビジネスシーン寄りのテストです。

UPAA
海外協定大学推薦制度で、日本では,UPAA Japan 運営事務局が運営。アメリカとイギリスの海外協定大学共通の願書によって、最大で4大学まで同時に出願できます。グローバル併願(国内と海外の大学の併願)が可能です。

UPAS[ユーパス]
アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアの協定大学への海外協定大学推薦制度です。学内の多様性を高めるために日本からの留学生を受け入れることを目的に設けられた特別制度。日本国内ではUPAS日本事務局(近畿日本ツーリスト)が運営。海外協定大学は約70校です。

WLSA[ウルサ]
イートン校やハロー校などイギリスのパブリックスクールが中心となって立ち上げ、世界の中等教育を代表する学校50数校が加盟する国際ネットワーク組織です。加盟には参加校の校長からの推薦書と、参加校の承認が必要です。日本では巣鴨中学校高等学校が加盟しています。

WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業
全国の高等学校及び中高一貫教育校を対象にした文部科学省が実施する事業で、グローバルな社会課題の解決等に向けた教科等横断的で探究的な学びを通じて、イノベーティブなグローバル人材育成をめざしています。先進的なカリキュラムの研究開発と実践を行う「カリキュラム開発拠点校」が指定されます。指定期間は3年間で、2019年度に10校、2020年度に12校、2021年度に6校が指定されました。

Zoom[ズーム]
Zoom社が運営するオンライン会議ツールです。オンライン授業の配信のために多くの学校で使われています。

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