地球市民を育てるグローバル教育 | 晶文社 中学受験案内

地球市民を育てるグローバル教育

コロナウィルス感染症が5類に移行となり,海外へ赴く人も多くなるでしょう。

また,海外からの渡航制限が解かれ,東京・大阪といった都市部はもとより,日本各地に海外からの観光客が多く訪れていますね。

今後はさらに,日本にいても英語が必要となる機会が増えてくるでしょう。自動翻訳機の発達も期待されますが,お互い理解し合うには,単なる言葉の意味の翻訳ではなく,その言語がもつ背景を知ることが大切です。語学としての英語「読む・聞く・話す・書く」の4技能修得は当然として,さらに広く・深いグローバル教育へのニーズは高まっています。

よりよいグローバル教育環境が整う学校で学ばせたい,と中学受験を希望される小学生・保護者の方も多いのではないでしょうか? あるいは海外の大学で,世界中から集まる学生たちとともに学ぶ未来を夢見て,海外大学への進学支援のある学校を希望している方もいることでしょう。

ここでは,首都圏中学校のグローバル教育環境を見ていきましょう。

英語授業時間数は私立中学校が圧倒的に多い

英語の授業時間は,学習指導要領では中学校週4コマとされ,公立中学校では通常この週4コマの英語授業を受けます。私立中学校では,独自のカリキュラムをつくることができるため,週6〜8コマ,さらには10コマという学校もあります。

特色ある英語教育

英語の授業内容は,教科書を学ぶだけではなく,各校で様々な工夫がなされています。英語4技能を磨くために,英語多読,イマージョン教育,オンライン英会話,スピーチコンテスト……。英語検定やGTECなどに,全校あげて取り組んでいる学校もあります。

特色ある英語教育の例

英語多読 文章の大意を把握し,より多くの英書を読むもの。日本語に変換せずに “英語を英で読む” ことでリスニングの力にもつながる。これに備えて図書室での洋書の蔵書が充実している。
イマージョン教育 教科教育をすべて英語で行うもの。体育や音楽といった実技教科で実施されるケース
や数学や理科の一部で行われるケースもある。
CLIL Content and Language Integrated Learning/クリル
日本語と英語を併用しながら進められる学習方法。教科学習や探究学習で用いられ,内容の理解に重きを置き,思考や学習スキルにフォーカスする。
オンライン英会話 海外のネイティヴスピーカーを講師としてオンラインで行われる英会話レッスン。授業内で行っている場合と家庭学習の位置づけで行っている場合がある。様々な国のネイティヴ講師とつながり,多文化理解につなげているケースもある。
ディベート 特定のテーマについて,異なる立場に分かれて議論するもの。日本語でも行われているが,英語教育の1つとして広がりを見せ,高校生対象の全国大会も行われている。
スピーチコンテスト,レシテーションコンテスト 英語による弁論大会,物語文や著名な演説分の暗証(レシテーション)のコンテスト。
 

国際理解を深めるため,グローバル教育に熱心な学校では,国際基準の教育プログラムの導入にも積極的です。
そのひとつが,文部科学省でも認証を推進してきた国際バカロレア教育(IB)。世界159カ国以上の国・地域で導入されている教育プログラムです。海外大学への入学資格にもつながるというメリットはもとより,生徒が学びの主体となり,自分や社会の価値観を問う学びのスタイルが,多様性への対応力を高めると期待されます。

また,私立中高一貫校のなかには,学校内にインターナショナルスクールを誘致して,日常的に国際的な環境を整える学校や,日本と海外の高校の卒業資格を同時に取得できる「ダブルディプロマ」を導入している学校もあります。

国際基準の学び

IB International Baccalaureate/国際バカロレア
世界159以上の国・地域で約5,500校で実施(2023年5月時点)されている,国際的な教育プログラム。高等学校レベルのDP(Diploma)は,国際的に通用する大学入学資格取得につながる。現在,全世界1,800以上の大学がこのIB資格を入学審査に活用。国内でもIBを活用した入試の導入が広がっている。日本語DPの対象科目以外は原則として英語,フランス語,スペイン語で実施。
AP Advanced Placement
高校在学中に大学1・2年の教養課程レベルのカリキュラムを学ぶプログラム。アメリカで始まり,各国での導入が進んでいる。学習意欲の高い高校生を対象とするプログラムで,世界的に認知され,アメリカやヨーロッパの大学への入学審査で高く評価され,進学に有利となる。
DD Double Diploma
国内にいながらにして海外のカリキュラムで学び,国内と海外の高校双方の卒業資格を得ることができる教育プログラム。現地提携校への一定期間の留学を課している。海外の高校卒業資格を得ることで,一定の成績基準を満たしていれば,一般的な留学の際に必要な検定試験を受けなくても海外大学への出願が可能となる。

海外研修制度・海外大学合格状況に表れる国際教育へのモチベーション

海外研修・留学制度が充実しているから,私立中高一貫校への進学を考えているという方も多いことでしょう。私立中高一貫校の海外研修制度は,ただ現地を訪れて見聞して帰るといった内容の研修旅行は,ほぼ皆無。ホームステイをしながら現地の学校に通う,ボランティア活動をする,大学研修に参加してプレゼンをしてくるなど,体験型が多く,バリエーション豊かです。

海外研修に行くと,語学力の必要性と,日本について説明できる力の必要性を痛感して,生徒たちの学びへのモチベーションは,かなりアップするようです。海外研修先も,北米,ヨーロッパ,オセアニア,アジアそしてアフリカなど多種多様。中高時代の海外研修経験が,将来の進路決定のきっかけになったというのも,よく聞く話です。

海外留学を希望するなら,短期・ターム(学期/3カ月程度)・1年間など留学期間や,留学先の選択肢が豊富な学校がよいですね。また,「グローバルクラス」「インターナショナルクラス」などを設置している中高一貫校にも注目です。1年留学しても,その期間の単位も認められて元の学年に復帰できるなどの措置がとられている場合があります。元の学年に復帰するか,1学年下に復学するのかは,学校ごとに制度が異なることですので,志望校選びの際に確認しておくとよいでしょう。

また,卒業生の「海外大学合格状況」には,海外大学への進学に積極的かどうかが垣間見えます。

首都圏の中高一貫校のグローバル情報を掲載

海外研修制度や,海外大学合格状況など,首都圏私立中学校のグローバル教育情報は,晶文社『首都圏中学受験案内』で知ることができます。「海外研修」「長期留学制度」「オンライン英会話」が実施されているかどうか,各校のページにアイコン表示されています。


購入者が使える特典アプリでも,検索が可能です。

首都圏の中高一貫校約370校の教育情報が1冊で手に入る

グローバル教育に関する情報以外にも,晶文社『首都圏中学受験案内』では,AI時代となる未来社会で必要となる「思考力」に注目し,首都圏中学模試センターの「思考コード」を採用した合格の基準や,ICT教育やSTEAM教育に注目した学校紹介,教育の特色で選ぶ併願校の例,6年間の学びがひと目でわかる「6年間のコース表」など,晶文社『首都圏中学受験案内』ならではの情報で,首都圏の私立・公立中高一貫校,私立・国立中学校を紹介しています。


充実したグローバル教育環境の学校を探している方,中学受験を考えている方はもちろん,子どもの教育についての情報を知りたいという首都圏小学生の保護者の皆さん,ぜひ,未来を生きる子どもたちに必要とされる教育について考える参考になさってください。

晶文社『首都圏 中学受験案内』は,黄色い表紙がトレードマーク。


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