学校の特色をいろいろな角度からみてみよう! | 晶文社 中学受験案内

学校の特色をいろいろな角度からみてみよう!

受験案内の使い方

首都圏の中高一貫校では、その学校ならではのユニークな教育活動を展開しています。
ここでは、いくつかのテーマでご紹介します。

ICT活用

ICTをより積極的に活用しているかどうかの指標のひとつが,大手IT企業であるMicrosoft社やApple社などによる認定プログラムへの参加。これらのプログラムは,各社が提供する教育機関向けの製品やサービスを使って教育効果が高い授業などを実施している学校や教員を認定することで,ICT活用を開発・普及させることをめざしています。

その認定校は,日常的にテクノロジーを活用することが求められるため,充実したICT環境で,先進的な学習が展開されます。世界的な取り組みで,世界各地の学校との交流があることもポイントです。

認定校の例

Microsoft Showcase School Microsoft社
足立学園(東京・男子校)/工学院大学附属(東京・共学校)/さいたま市立大宮国際中等(埼玉・公立)

Apple Distinguished School(ADS) Apple社
聖徳学園東京成徳大学三田国際科学学園(東京・共学校)

ICTを活用して先進的で優れた授業をする教師個人への認定制度もあります。
Microsoft Innovative Educator Expert(マイクロソフト認定教育イノベーター/MIEE) Microsoft社
Google教育者認定資格 Google社
Apple Distinguished Educators(ADE) Apple社

教科センター方式

音楽や美術などの専門的な科目以外はホームルーム教室で授業をする方式の学校が多いですが、教科ごとに教室を移動する方式を採用している学校もあります。

その方式を「教科センター方式」あるいは「ホームベース方式」などといいます。ホームルームにあたる教室(ホームベース)から,教科ごとの特徴を備えたエリアにある教室に生徒自身が移動して授業を受けます。より専門的な環境で学べるとともに,「これから授業を受けに行く」という積極的,主体的な学習態度が培われます。移動することで,生徒間の風通しがよくなりコミュニケーションの向上にも効果があると期待されています。

採用校の例

青山学院(東京・共学校)/鎌倉女学院カリタス女子(神奈川・女子校)/鶴見大学附属(神奈川・共学校)/山梨学院(山梨・共学校) など

伝統的な取り組み

近ごろ一部のメディアで「非認知能力」が,新しいトレンドのように取り上げられていますが,教育の現場では,いつの時代でも,人間力の育成と学力の伸長を切り離すことなく教育活動を展開しているものです。私学の建学の精神や教育理念はまさにそれを示しており,例えば「全人教育」であったり,「知徳体」であったりといった創立以来使われているようなことばで表されています。

人間としての「あり方」を鍛える伝統的な取り組みも,私学ならではの特色。日常的に実施されている例をご紹介します。

特色ある伝統的な取り組み例

【校門で一礼】
佼成学園女子(東京・女子校),世田谷学園(東京・男子校)/貞静学園(東京・共学校)/藤嶺学園藤沢(神奈川・男子校)/鎌倉国際文理(現・鎌倉女子大学 神奈川・2026年より共学化予定) など

【授業の始まりと終わりに合掌】
駒込(東京・共学校),淑徳与野(埼玉・女子校) など

【精神統一】
黙想
田園調布学園(東京・女子校)/成蹊明星東京立正(東京・共学校)/鶴見大学附属(神奈川・共学校)/狭山ヶ丘高等学校付属(埼玉・共学校) など
運針
豊島岡女子学園文京学院大学女子(東京・女子校) など
ペン習字
文京学院大学女子(東京・女子校) など

【伝統体操】
十文字〈自彊術[じきょうじゅつ]体操〉(東京・女子校)/栄光学園〈中間体操〉(神奈川・男子校) など

【楽器演奏】
上野学園明法〈器楽演奏〉(東京・共学校)/日本女子大学附属〈ヴァイオリン〉(神奈川・女子校) など

【その他】
感話:日頃感じたり考えたりしたことをまとめ、皆の前で話す
 恵泉女学園昭和女子大学附属昭和(東京・女子校) など
ビッグシスター:高等科3年生が中等科1年生のお世話をする
 香蘭女学校(東京・女子校) など
日番作業:日直当番が毎朝教室やトイレを清掃
 国府台女子学院(千葉・女子校) など

ここでは取り上げていませんが,宗教を母体とする学校,例えばキリスト教の学校では,朝夕の礼拝や聖書の授業など,自分の内側を見つめたり人間としてのあり方を考えたりする時間があります。また,日本伝統文化を学ぶ取り組みとして,茶道・華道を履修する学校もあります。女子校が多いですが,男子校である藤嶺学園藤沢(神奈川)では5年間,茶道と剣道が必修です。

制服派or服装自由派?

制服は,毎日着るものなので,デザインや着心地が気になりますね。最近では,ジェンダーの観点から,学校現場では制服の男女区別をなくす方向へシフトしています。ユニセックスなデザインや,カジュアルタイプ(ポロシャツやパーカー)の導入も進んでいます。ブレザータイプにリニューアルした学校が多くなっていますが,伝統のデザインを守っている学校もあり,その学校らしさが感じられます。

服装自由の学校では,日頃の登校ファッションは生徒ひとり一人の判断に委ねられます。このような学校は,主体性を重んじ,校則も厳しくなく,決まり事は生徒皆が話し合って決めるというように自治活動が盛んです。

一方,制服がある学校でも,アイテムを豊富に用意して,自分らしい着こなしができるような工夫が見られます。生徒たちが「こんなアイテムが欲しい」という希望を学校側にプレゼンして実現させた,という話もよく耳にします。決められた制服があっても,主体性を発揮できる環境といえますね。

制服にも校風が反映されています。より自分らしく学校生活を送ることができる学校選びの参考としてみてはいかがでしょうか?

各校の制服タイプの情報を『中学受験案内』各校紹介ページにて掲載していますので、参考になさってくださいね。また、本紙誌面の二次元コードよりアクセスできるデジタルブックでは、首都圏188校の制服を紹介しています。

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