昨年になりますが、貞静学園中学校高等学校で行われた教育関係者対象の学校説明会の内容をレポートします。
◆チーム貞静による貞静クオリティの提供
本校の先生方には「チーム貞静による貞静クオリティの提供」という合言葉が存在。生徒に寄り添い、生徒と同じ方向を向いてハードルを越えたいと考えています。新校長の小幡 法男 先生は、「将来の生徒達に、貞静でよかったと思ってほしい」と話していました。少人数制の授業と学び直しにより確かな学力を身に着け、難関大学などへの進路実現をサポートします。
◆日々、スコラ手帳
学習習慣の定着に向けて、スコラ手帳を活用しています。1日の学習時間や過ごし方、1週間の目標などを記録し、毎日先生に提出。PDCA(PLAN:計画、DO:実行、CHECK:振り返り、ACTION:改善)サイクルを定着させます。さらに、これを先生と生徒のコミュニケーションツールとしても利用。学習管理や家庭学習の習慣を身に着け、セルフマネジメント能力の向上をめざします。
他にも、朝学習やネイティヴの教員による英会話終礼、定期試験前の指名補習、年に2回の語彙・スペリング・計算コンテストなど、様々な取り組みを実施。生徒達の得意を伸ばします。
◆社会を見る目を養う
国際人に必要な教養を深める総合学習の時間を設定。「国際理解」「環境」「人権」の3つのテーマを3年サイクルで探究します。生徒達が主体的に調べ、パワーポイントでプレゼン資料を作成。文化祭では3学年の縦割り班での発表を、年度末の2月には保護者や生徒が見ている前で個人発表を行います。2021年度のテーマは「人権」。校外学習や体験プログラムを実施し、発表会で持続可能な社会の実現に向けての方策を出し、実現することを目標としました。
◆英語を使って発信
年に1度、レシテーション・スピーチコンテストを開催。英語の物語や詩を題材にしています。コンテストで問われるのは、Pronunciation(発音)、Attitude(姿勢・視線・声の大きさ)、Fluency(イントネーション・流暢さ)、Expression(声での表現)。1年次はレシテーションと簡単なスピーチ、2年次はスピーチ、3年次は英語によるプレゼンテーション課題としています。英語での発信力を段階的に養成します。