【東京・私立・共学】青稜中学校 学校訪問レポート | 晶文社 中学受験案内

【東京・私立・共学】青稜中学校 学校訪問レポート

2024年度入試向け

コロナ禍のオンライン授業によって、学校に来ることの価値や意味を考えさせられました,という青田泰明校長先生。青稜中学校・高等学校(東京都品川区)では、学校生活をもっと楽しくするために生徒や先生の意見を吸い上げ、新しいことに次々挑戦。企業の協力を得て、環境マネジメントにも取り組みました。金融教育の一環で、クラウドファンディングも始動。成功も失敗もありますが、挑戦が成長をもたらし、変化を続けています。教育方針「社会に役立つ人間の育成」を実現するため、「3C(Challenge・Change・Contribution)」を大切にしています。

青稜中学校・高等学校の正門です。

誰かの挑戦を応援する気風が魅力

青稜が取り組む「VM(Vending Machine 自動販売機)戦略」は,自動販売機をきっかけとした社会貢献活動です。学内環境や学校空間をより快適なものに再構築していくことも目的としています。アイスクリームのVMは廃プラスチック問題やごみの分別を,日焼け止め商品を販売するVMはジェンダーバイアスを考える機会となりました。

コロナ禍で冷水機が使えなくなったため、飲料メーカーと連携し、水の自販機を設置。企業と共に進めるVM(Vending Machine 自動販売機)戦略の一例です。ペットボトルは回収してリサイクル。

従来の常識に縛られず,誰かの挑戦を応援する「やってみよう!」「応援しよう!」の気風にあふれる青稜。今年(2023年度)は,アイデアを実現する”挑戦のプラットフォーム”として,クラウドファンディングサイト『S-BLUE』を開設しました。

次はどんな挑戦をしていくのか,楽しみですね。

これらの挑戦は,思考を深めて社会参加を促すゼミの授業ともつながっています。青稜では,中2・中3対象のゼミを14講座開講。授業とは一味違ったテーマ・内容で好奇心が刺激されます。

青田泰明校長先生のゼミ「2030~未来への挑戦~」。有名企業から講師を招いてワークショップやディスカッションを行い、SDGsの観点で、2030年に向けて出来ることを考えます。
修学旅行先は広島・京都。広島は平和学習がテーマで、生徒一人ひとりが問題提起します。

多彩な英語研修をはじめ,学習サポートも充実

英語研修が多彩で、国内・海外のプログラムが用意されています。学校で2日にわたって行われるEnglish Fun Program。グループごとにネイティヴの先生1名が付き、英語が通じる喜びを味わう機会となっています。海外研修への意欲に結びつく生徒も多いでしょう。

English Fun Programの様子。

自習室では,校内自学自習システム「Sラボ」が整っています。学びのサイクルを習慣化できるよう、専任講師が丁寧にサポート。また,チューターが5~10名常駐し、質問に対応してくれます。

自習室は21:00まで利用可。
自学自習のスタイルは人それぞれ。図書館を利用する生徒もいます。ほか、校内フリースペースも人気。
制服は、藤原ヒロシ氏とのコラボレーションによるデザイン。フーディ(1番右)、ジャージブルゾン(右から2番目)も日常的に着用可。

青稜中学校の教育内容は,『中学受験案内2024年度用』巻頭特集「私学のユニバーサル教育」(12ページ)もご参照ください。

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