【東京・共学】成蹊中学校 教育関係者対象入試報告会に参加しました | 晶文社 中学受験案内

【東京・共学】成蹊中学校 教育関係者対象入試報告会に参加しました

説明会レポート

成蹊中学校の入試は「授業だと思って」取り組んで

 2021年5月12日(水)に、成蹊中学校(東京都武蔵野市)にて教育関係者対象の入試報告会が開催されました。

成蹊中学校とは

 1906(明治39)年に中村春二氏が開塾した学生塾にはじまり、小学校から大学まである成蹊学園。成蹊中学校では、創立以来、禅を取り入れた“凝念”という精神集中法を実践しています。

 個性を尊重しながら各自の力をバランスよく育てることを大切にし、多様な人材を輩出していることに特徴があります。高等学校卒業後、成蹊大学へ3割ほどが進学するほか、国立大や難関大への進学、医学部、芸術関係へと進路が非常に幅広く多彩です。

新校長が掲げる「0 to 1」の発想

 成蹊中学高等学校は、今年度より仙田直人先生が校長に就任。

 仙田校長は、成蹊中学高等学校の卒業生です。都立三鷹中等教育学校、品川女学院中等部・高等部の校長を歴任。その他にも東京都教育委員会への勤務、専門の日本史では学習指導要領の作成や『日本史用語集 改訂版 A・B共用』(全国歴史教育研究協議会=編/2018年/山川出版社)を始めとした書籍執筆など、多彩な経歴の持ち主です。

 その新校長が掲げるのは、生徒たちが「0 to 1」の発想を持つこと。これは、今後のAI、ロボットとの共生社会で人間に求められる能力です。その力を育てるため「探究活動」「共感力(エンパシィ)」「発信力」「巻き込む力」をとくに重視した教育活動を考えているようです。

「なぜ」をたくさん見つけることを促し、探究活動の場、発表やプレゼンテーション、社会・企業とつながる実体験の場をより多く提供したいとの意欲を感じました。自分のプレゼンテーションが評価された、企業にアイディアが採用されたという「成功体験」は、生徒の自信につながります。さらに、その実績は推薦入試への比重が高まる大学入試において、生徒の学習活動エビデンスにもなるのです。

「生徒達の琴線に触れる」体験を提供したという仙田校長先生。実行力ある新校長がどのような成蹊をつくっていくのか、楽しみになるお話でした。

成蹊中学校の入試「試験時間は授業」

 各教科担当の先生より入試問題の解説がありました。

 成蹊中学校の入試は2回行われ、いずれも4科目で実施されています。どの教科にも共通しているのは「きちんと勉強してきた受験生の頑張りを大切にしつつ、その場で考える力があるかどうか」を重視している点です。漢字の読み書きや計算といった基礎問題と共に、「問題文をしっかりと読んで、何が問われているかを考えればわかる」問題が出題されます。入試を通じて受験生が新たな知識を得られるように作問されているのです。知らないことが出てきたら、受験生は焦ってしまいそうですが、「知らなくてもよいのです。問題を見れば、ちゃんと答えは導き出せるようになっています」とのこと。

 理科の担当の先生は次のように表現していました。

「入試の時間は30分間の授業だと思って解いてほしい。」

 勉強は知識を得るためだけのものではなく、自分で考え、表現する力を育むものという学園の姿勢が表れていますね。

 成蹊中学校の受験を考える皆さんは、ぜひ、秋に開催予定の入試対策講座に参加するとよいでしょう。現在のところ、以下の日程で予定されています。詳細は後日お知らせとのことですので、本校Webサイトをご確認ください。

  成蹊中学校 入試対策講座
  • 日程:2021年10月16日(土)、11月13日(土)
  • 対象:小学6年生

成蹊中学校へ向かうけやき並木。成蹊学園の象徴のひとつ。地元にも愛され、観光名所にもなっています。
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